2008/07/14
7月14日 金・原油 相場予想
7月14日 金・原油相場予想
金: 予想レンジ 930.00-980.00ドル
11日週末のニューヨーク貴金属市場は、昨日に引き続き軒並み急騰。
金は、史上最高値を更新したNY原油の騰勢を背景にした原油高が牽引するインフレ懸
念の強まりに、インフレのヘッジ手段としての金への注目が高まり、買いものが殺到した。
また、アメリカの不動産抵当会社の株価下落による信用不安を引き金としたユーロに対す
るドル相場の軟調がドル建てで取引されている金の割安感を強めたことも金相場は勢いづ
き、大幅に値を引き上げて取引を終えた。銀や白金系貴金属は、原油や金といった主要商
品の騰勢や米国の信用不安による株価急落及び米ドルの下落といったトレンドを材料に大
きく上昇した。
原油: 予想レンジ 134.00-142.00
11日のニューヨーク原油市場は、昨日に引き続き急騰。
原油はブラジル国営石油ペトロブラスの主要生産拠点であるカンポス海盆で労働者がスト
に入ることに加え、前日にアフリカ最大の産油国であるナイジェリアで、反政府勢力のニ
ジェールデルタ解放運動(MEND)が一方的に停戦打ち切りを表明したことで、原油供
給に対する懸念が噴出し、3日に付けた史上最高値(145.85ドル)を更新する急騰
となった。また、連日のイランによるミサイル発射実験に対する対抗処置として、イスラ
エル空軍機がイラク上空で軍事演習を行なっているとの報道や、株安からドルが主要通貨
に対して下落していることなども原油に資金が流れる要因となった。ただ、最高値更新後
は、米景気の先行き不透明感や信用不安が根強いなか、エネルギー需要の減退観測も出始
めて、水準を落とす展開となった。