2008/07/10
7月10日 金・原油 相場予想
7月10日 金・原油相場予想
1.金: 予想レンジ 910.00-950.00ドル
9日のニューヨーク貴金属市場は、小幅上昇して引けた。
イラン国営放送がイラン革命防衛隊がイスラエルを射程距離とする中距離弾道ミサイルの
発射実験を実施したとの報道(イランは9日、イスラエルなどを射程に収める新型の中距
離弾道ミサイルの発射実験を行い、核開発問題をめぐって対立を深めているイスラエルや
アメリカの軍事的な脅威には屈しないとの姿勢をアピールしました。NHK記事引用)に中
東への地政学的リスクがもう一段高まったことで安全資産としての金を買う動きが強まり、
買い方が強まった。
同じ材料でのNY原油の上昇やユーロに対するドル安の進展、金融株を中心に値を下げて
いる株式市場といった相関関係の強い市場と連動した買いも入り、高値圏でのもみ合いが
続いた。
銀や白金系貴金属は、原油など主要商品高や中東情勢を材料に、大きく上昇する結果と
なった。
2. 原油: 予想レンジ 130.00-138.00
9日のニューヨーク原油市場は、上昇後下押しして引けた。ほぼ同値引けの展開となった。
NY原油は、行って来いの展開。取引開始直後から、本日発表された米週間在庫統計で、
原油在庫が予想を大幅に上回る減少となり、また、イラン革命防衛隊が、イスラエルを射
程距離とする中距離ミサイルの発射実験を実施したため、中東情勢が再びもう一段緊迫化
するとの懸念から、原油は反発した。しかし、その後は米景気の先行き不透明感や株式市
場で下落している金融株を材料とした信用不安が再び頭をもたげて、アメリカ経済の中の
エネルギー需要の伸び悩みを見込んだ売りが強まり、売り買い交錯し激しい値動きのなか
行って来いの展開となった。市場では、2月後半に100ドルの大台を突破してから、最
高値の145.85ドルを付けるまでのスピードが異常なほど急であったために、調整局
面は避けられないとの見方が出てきている。しかし、イラン情勢のもう一段の緊迫化には
注意したい。