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マンスリーレポート


2006/03/02

日本銀行量的緩和解除へ

ペーパー経済の終わりの始まりへ!!

日銀執行部は八、九日に開く政策委員会・金融政策決定会合で、
量的緩和政策の解除を提案する方針を固めた様だ。政策委員の
大半は提案に賛成するとのことである。5年続いた「異常な政策」
(福井俊彦総裁)に終止符を打ち、本来の金利政策に復帰する
とのことである。

小泉改革の終焉

小泉首相は、「矢継ぎ早に改革を断行した」内閣であるというイ
メージがあるが、実は、日本銀行による超・超金融緩和という市
場まれに見る異常政策によってのみ支えられた政権である。デフ
レ下、緊縮財政を断行するという自殺行為を行った。しかし、結
果的に株価は上昇、GDPも上昇という、まさに、「異常事態」が
発生している。
これを支えたのは、唯一の理由による。日本銀行のゼロ金利政
策である。日本銀行の当座預金、常時「30兆円から35兆円」
という歴史上まれにみる過剰流動性の創出であった。
この観点に立てば、もはや小泉政権の金融・財政政策は、機能
不全に陥り、新たな牽引のエンジンを必要とする。また、小泉政
権は、何も改革に手をつけなかったことが明白になることでもある。

全世界の金融市場に激震が走る

この過剰流動性におんぶに抱っこだったのは、何も日本だけではない。
アメリカ経済も、日本銀行の政策に支えられていたことは誰も否定でき
ないであろう。なぜならば、ゼロ金利という異常政策は、日本の資金の
海外流出を招き、それが、アメリカひいては世界の金融市場になだれ
込んでいったからである。

ドルの終わりの始まり

ドルを唯一下支えていた日米金利差は、縮小の方向へ向かい、超円高
が再び訪れる可能性は、かなり高くなるのではないか。
最近のアメリカの貿易収支・財政赤字を見ていると非常に明日ドルの
将来に不安を覚えるのは、誰も私だけではないであろう。

ブラック・マンデーの再来?

アメリカの金融市場では、「ベン・バーナンキ」FRB議長の就任後、彼の
力量を試すのは何時か?が密かな話題となっている。つまり、有力な
市場のプレイヤーが、敢えて、市場を混乱させる行動を仕掛け、彼が
どの様な手を打つかを試し、世界経済の舵取りを取らせるのにふさわ
しい人物かどうかを見極めたいというのである。バーナンキ新FRB議長は、
議会だけでなく、市場の洗礼を受けて初めて本当のFRB議長に就任
するというのである。この点から見ると、ニューヨークダウの大幅な下げ
局面があるかもしれない。そうなれば、ブラック・マンデーの再来である。

金の値動きはそれを物語る

最近の金の上昇はまさにそれを見越した行動である。市場は、株・債
券といった信用(ペーパー)経済から実物経済へと移行の時期に入った。
国際商品市況の全面高が今年あるかもしれない。

Posted by admin at 22:03
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